JyJy_douraku’s blog

語学や趣味など年金ジイさんの道楽ブログ!

よる年なみに、叶わんのか!

  ここに来て、腰痛が出てきてしまった。毎週のように野長城に登りに行ったせいか。「野長城」がまるで、彼女みたいな存在になってしまった。中国語の授業の方は早々に結束させ、週三日のロシア語の相互学習以外は、時折り思い出したように、総合、口語、の教科書を、同室がいない時を見計らって、大声で読む程度。あと全てのパワーは爬山用に。朝と夜の快歩も欠かさず。ところが、風邪もたたって腰痛になって来た。きょうは、さっそく盲人按摩に行って、至福の時間を過ごして来た。ここでも新疆から来た田舎者の中国人に、一時間按摩してもらいながら世間話して化けてしまった。一時間60元は、一日食費を20元の節約生活をしている身には、けっして安くはない額。北京の生活をしていると、10元(日本円でたったの150円なのに)にも、しみったれて来るな。山仲間と山行の話や、時折りテニスを誘われたりする以外は、最近は、相互学習よりも、野長城にのめり込んでしまったからかな。「中国語のレベルをもっと上げなきゃな!」と思いつつも、二ヶ月の滞在も残り少なくなってしまった。
  最近、ロシア語を学んでいて、大変大事なことに気が付き始めた。ロシア語を話す場合に時折り感じるのは、「音」に必ずしもならない、しかし口や舌の動きが絶対無視できない(キリル文字での記述上では、はっきり有する。だから動きだけは無視できない)箇所があちこち数多くあることだ。加えて、その時その時の単語の違いで発音が異なることも多い。これが「CD」や「MP3」からの音からだけでは、ほとんどわからない。その辺をロシア人のマーシャはしっかり指摘してくれ、口や舌の動きを見せてくれるので、大いに助かる。やはり「音」からだけのと、「人」に直接教えてもらうのとの違いがここに有る。
  ロシア語はどこも同じようで、ところが中国は地方、地方で、言葉が違う、方言がある、アクセントも違う、言葉すら違うなど、違って当たり前、通じなくて当たり前の国、最近これにやっと納得して来た。ときおり「你说的听不懂!(お前の言ってること判らん)」と言われたとしても、けっして「你是哪国人?(お前はどこの国だ)」とは聞いて来ない様に化けられる。だからいつも「你是哪里人?(お前はどこの地方の出だ)」と聞かれる。言葉数がある程度以上あれば、日本語のなまりを取っ払って、中国人の使うなまりやイントネーションを身に付ければ、楽々と中国人に化けられる。そんな、大きな、雑多な国、それが中国だ。