JyJy_douraku’s blog

語学や趣味など年金ジイさんの道楽ブログ!

放射線を測る方法を試してみた!

 製作キットで放射線を測れると言うので、さっそく将来的には食べ物の放射性物質も測れないかと、願望を抱きつつ組み立てる事にした。無銭家には製品を買うと十数万するし、中国製など安物では経験的にハード設計の質や、測定結果も当てにならないと考えたからだ。また今後の拡張性も含め、同時に放射線測定技術の勉強にもなるしね。更に3.11福島原発事故での放射性物質の汚染とは、日本人はきっと百年単位の避けて通れない。放射線を測る技術は不幸にも日常生活必須の知識(日本の一般にはたぶん自覚は無いだろう!)として宿命的になってしまったよ。

 キットの放射線センサー部にはPINダイオードが使われているが、期待感度に欲が膨らんでしまった。結局、大型のPINダイオード10個を使う為に搭載基板を自作し、更に逆バイアスを24V印加するように改造。装置本体の回路定数もセンサー部に合わせ変更、感度はオリジナルより格段アップしたようだ。

 校正と調整も完了したので、庭の雑草の線量や、依頼で隣の家の線量ホットスポットを試測してみた。数時間かけて放射線カウントを複数回測定した。空間放射線(バックグランド)の分を差し引いたCPMから推定し、2.5キロの量の雑草(約十平方メートルの面積から草取り)から57.5ベクレル?ほどの検出結果(ネットの換算サイト)が出た。1平方当たり5.75ベクレルの除染?・・・。庭の除染としてもかなり効果有りそうだ。
 隣の家は、となると雨水の垂れ流し状態で濃縮されてるようだ。線量1マイクロシーベルト/Hr程度が計測されキロ当たり数百ベクレルは有りそう!わあっびっくり!
 この状態だと、センサー部の改良とチャージアンプの改良もやりたくなった。空間放射線(バックグランド)の低減方法(鉛や銅板での密閉)を考えれば、孫が食べる食べ物の放射線スペクトル計測も、願望だけで終わらなそう!!