JyJy_douraku’s blog

語学や趣味など年金ジイさんの道楽ブログ!

今年の我が家のビワの実がやっぱり汚染!

 今年の4月末に事前調査したビワの木の剪定葉の放射性核種の分析では、かなりの汚染が確認されていた。そして今月実が熟し始めたので早速、実の分析を開始したんですが。・・・
 結論から言えば、孫にはやっぱり食わすレベルではありませんでした。ガクッ!
 ビワの実のサンプルは極力元のサンプル重量を増やす為に乾燥させ、更に燃焼灰にして核種量を濃縮させ検出力を上げる前作業を行います。それによってPD+CsIシンチレータでも少しでも市販のゲルマニウム検出器に近づけるようにします。まず乾燥です。

実からタネを取り出して、薄くスライスして天日で乾燥させます。乾燥したビワの実はアルコールを加え蒸し焼き低温燃焼させて燃焼炭にします。

この前作業により元の実の重量1345g(タネ211gを除去した実のみ)は80gの燃焼灰になりました。それに水を少量加えしっかり練り固め容器に詰めます。
今回からバックグランド遮蔽鉛チャンバーの導入を期に、セシウム134&137のエネルギー補正値を修正し、カリウム40によるセシウム134&137エネルギーのROI帯(545KeV〜860KeV)での散乱成分増加分の減算を実施しました。それによって以前より精度も更に改善されたようです。

サンプル計数時間は8時間、バックグランド計数時間8時間を交互に繰り返し複数回測定、計測バラツキ分布による平均値を出しました。
   Cs134&137 : Median 40Bq/Kg
     Max 45Bq/Kg , Min 31Bq/Kg
   K40  : Median 6Bq/Kg
      Max 9Bq/Kg , Min 2Bq/Kg
セシウムCs134&137がこの量の汚染では、孫たちには食わせられないな〜w!もう庭のビワは何年もダメかな?ショックだよ!