JyJy_douraku’s blog

語学や趣味など年金ジイさんの道楽ブログ!

イタリアのパスタ料理に多く使うポルチーニ茸の分析!

 ピザやスパゲティーなどパスタやリゾットに多く使われるポルチーニ茸(日本名:ヤマドリ茸)日本でも一部で採れますが乾燥した輸入品が多く出回っています。輸入品の多くはヨーロッパ産の製品(中には中国産のをヨーロッパで輸入し再輸出)です。ヨーロッパ産のはチェルノブイリ原発事故の影響を受け汚染の懸念が有るとも言われてます。
 今回コストコで通販の一般販売価格より安い価格で見つけたので買って放射性スペクトル分析を行ってみました。以前二年前に知り合いの分析者がイタリア産を分析したのを見た事がありますが50ベクレル台の数字でした。今回はフランスの「SABAROT」社製 乾燥ポルチーニ茸で産地表示は「マケドニア,ブルガリア,ボスニア」です。イタリア産と比べれば更にチェルノブイリに近く汚染の影響が増えてる事が予想されます。
  以下が昨年末12月の年末に行ったスペクトル分析結果です。

 '15年12月測定 放射性セシウム134&137総量
          定量測定結果  : Median平均 96 Bg/Kg
     Max 134 Bq/Kg , Min 49 Bq/Kg
 予想してたようにチェルノブイリ原発事故の影響が確認されました。乾燥状態なので生茸では十分の一程度の放射性セシウム濃度になります。公称100グラム入りに実際には110グラム入っていました。生茸でMAX13Bq/Kgに相当すると考え、一人一食で乾燥状態で10グラム分程度食べるとすれば、1.3Bq程度ですから私ら老人には問題無いかと。ただし将来の長い子供や幼児や若い方の食は避けた方がよろしいかと。